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デフフットサル女子日本代表選考合宿in静岡 女子選手インタビュー
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2020年10月3日(土)静岡県ナショナルトレーニングセンターJ-STEPにて、デフフットサル女子日本代表選考合宿が実施されました。新型コロナウイルスの流行があり、思うように練習が出来なかった選手たち。改めてどのような思いを抱え、選考合宿に臨んでいるのかをお聞きしてきました。
 

――よろしくお願いします。それぞれ自己紹介お願いします!

川畑 お久しぶりです。私は川畑菜奈(Kawabata Nana)といいます。よろしくお願いします。

岩渕 お久しぶりです。私は岩渕亜依(Iwabuchi Ai)といいます。みんなからブチと言われています。よろしくお願いします。 

酒井 はじめまして。私の名前は酒井藍莉(Sakai Airi)と申します。みんなからはあいりと言われています。よろしくお願いします。

中井 はじめまして。私の名前は中井香那(Nakai Kana)です。かなです。よろしくお願いします。

  

Photo of Kawabata-san

 

――今日までワールドカップが終わった後、コロナ流行などあったと思うのですが、どう過ごしてこられたのか、どんな気持ちを持って合宿に臨んでいるのか、お気持ちを聞かせて下さい。

川畑 私の場合はコロナが流行り始めて、いつも行ってるジムが使えなくなりました。緊急事態宣言でジムが使えなくなって、それまでやってきたトレーニングができなくなりました。

モチベーションが下がった部分もあったのですが、また3年後のワールドカップで結果を残したい!という気持ちがあったので、走ったりとか外でできるトレーニングをやったりしていました。 

 

Photo of Iwabuchi-san

 

岩渕 去年のスイスワールドカップに向けた合宿が始まったのは、ワールドカップの3年前だったんです。スイスワールドカップで悔しい思いをしたので、「次はすぐに動こう」「3年じゃなくて4年準備したい!」という気持ちがあっただけに、コロナになってしまったのはちょっと残念な気持ちもあります。

だけど、コロナは世界中の事態なので、みんなも同じだと思って。個人でできる事はやろうっていう気持ちを持ってやっています。いつも自主練をしているグループがあるのですが、そのグループでビデオを一緒に見たりなどしました。ジムも同じく私もできなくなって。私の場合は東京に住んでいて人も多いので、走るのも控えました。身体的なトレーニングはあまりせず、自重トレーニング。家の中でできるものだけをやって、とにかくみんなとコミュニケーションを取ることを重視して過ごしていました。

Photo of Sakai-san

酒井 私の場合はコロナが流行し始めた時には、ずっと家に引きこもっていて、家の中でできるトレーニングをやっていました。その後はもう実家に帰って、実家のまわりでできるトレーニングをやってきました。 

photo of Nakai-san

中井 私はコロナの前までは愛知に住んでいたので、コロナに関しては愛知は影響が少なかったほう。でも、ワールドカップ終わった後、やっぱり悔しい気持ちが強くて。アスリート雇用に変わるか、それとも前の会社を続けながらトレーニングするか、その2つの選択肢がありました。

結局、よりトレーニングに集中したい気持ちが強くて、関東のほうの会社をいくつか探したのですがコロナで見送りって言われることが多くて。たまたまご縁があってケイアイスター不動産株式会社に採用していただき、7月から入社しました。今は東京にいるので、みんなで一緒にトレーニングをして過ごしています。 コロナ禍のなかで家探しは大変だったんですけど、すぐに行動を起こして7月に引っ越しをしました。

――大変でしたね、皆さん。今はもう(ジムは)使えるんですか?

川畑 今はもう使えます。でもトレーニングマシンの一個隣とかは使えなくなって、プラ板で仕切られていました。

岩渕 6月位からジムが使えるようになったよね。 

――コロナの間、Zoomとかオンラインツールを使って、選手と連絡を取りあったりとかはありましたか。

川畑 デフサッカーのほうでは、トレーナーがZoomオンライントレーニングを3~4回ぐらい開催してくれて、参加できる選手は参加しました。

岩渕 中井さんはフットサル専門で、私たち3人がサッカーも掛け持ちしています。 

――ケイアイスター不動産株式会社では、他にも車椅子の方とか他のアスリートの方がいらっしゃいますね。スポーツを教えたりとかはもう再開しているのですか?

岩渕 これからです。最近依頼が入り始めて、10月末あたりからケイアイとは別に、ろう者サッカー協会に体験会の依頼が来ています。先週も(酒井さんと)2人で、仙台でデフキッズサッカー教室っていうのをやらせていただきました。

――全国あちこち、そうやって教えに行っているのですか?

岩渕 ケイアイの場合は埼玉県が中心。本庄市に会社があるので、本庄市に依頼が来てそこから私たちに依頼が来る、みたいな流れが多いです。協会の場合は、全国あちこちですね。

――前回のワールドカップに比べて人が増えたと聞いているのですが、そういったところも含めてお気持ちをお聞かせ下さい。 

岩渕 スイスの前のタイで行われたワールドカップのときに、終ったあと出産のために抜ける選手が多かったんです。スイスの場合はほとんどの人が残りました。前回は7人からスタートしてスイスに行ったんですけど、今回は16人もこの選考合宿に参加するので、前回より多いです!ライバルが増えて心配です(笑)

やっぱり今までの積み重ねとか、スイスで悔しい思いをしてまたチャレンジしたいという気持ちが強い選手がたくさん残ったからだと思います。

監督も今回3回目なんですよ。次の次は考えにくいし、みんなも次が最後という気持ちでいる人が多いと思います。

中井 私はもう終わり!あとは若い人が頑張って欲しい(笑)

――若い人へのバトンタッチも考えていかなければいけないんですね。この選考合宿に参加している人だけではなく、まだ全国各地に埋もれている人も多いと思うんです。そういう人たちに対してはどういうメッセージをお伝えしますか。

岩渕 今は確かに16人いるんですけど、全国でフットサルを本気でやっている人を集めてまだ16人。まだまだ見つかっていない選手がいっぱいいると思うんです。ぜひ記事やインタビューを見て、参加に興味ありましたら、日本ろう者サッカー協会のTwitter ・Facebook・インスタ・ホームページなどあるので、ぜひぜひ連絡してください!

若手を見つけるのが大変なので、高校生とかでサッカー・フットサルをしてる人がいればどんどん来て欲しいです!

――沢山来ていただいて、もっともっと強くなれたらいいですね!本日はありがとうございました!

 

Team meeting photo

 

取材:那須かおり 
動画撮影:金田康汰
写真撮影:津金愛佳
文 :那須かおり