音声認識アプリ!聴こえない聴こえにくい人への情報保障に

 新型コロナウィルスで、特に聴こえない聴こえにくい人にとっては、マスクをされると読唇術が出来ないということが一気に知られるようになりました。また、外出自粛期間中は対面での打ち合わせがしにくくなりました。

コミュニケーションにどうしても問題を抱えている聴こえない聴こえにくい人にとって、オンラインでのコミュニケーションは至難の業。そういったこともあり、音声認識技術の進歩が格段に進みました。一時期はあちらこちらで、音声認識アプリや字幕表示させる方法が乱立している状態でした。

基本的にはご自身の聞こえ・発話の状態や、使用する場面などに応じて選択するのが良いと思っています。ここに記載しているのは、あくまで一例です。

 

UDトーク

界隈では非常に有名なアプリ。スマホ版とPC版の両方があります。PC版の場合は、PC要約筆記さんが在宅で遠隔による変換修正をすることもできるのが強み。日英翻訳も可能。会話ログの保存も可能。
また、トークルームを作って話すことで同じ場所にいない人の会話も表示されます。

変換精度が低いことはよく言われていますが、単語登録などで少しずつ使い慣らしていく必要があるようです。

 

 

 

Zoomに字幕を表示させることも可能です。

  1. Zoomのクローズドキャプション⇒APIトークンをあらかじめコピー
  2. スマホでUDトークアプリを起動。
  3. 個人のトーク画面あるいはトークルーム画面の右上にある「メニュー」を開く
  4. 「外部字幕サービス連携」⇒字幕を送信するをON。
  5. コピーしたものをテキストボックスに貼り付け
  6. しばらくするとZoom画面に『字幕を利用できます』と出てくる
  7. クローズドキャプションボタンに、 Λ が付きメニューが開けるようになる
  8. 「サブタイトルを表示」
  9. UDトークで話すとZoom画面に字幕表示される

 

  

 

参考:ZOOMの字幕(クローズドキャプション)に送信する方法
https://teachme.jp/27228/manuals/8656888

 

MOVERIOというスマートグラス内のアプリにもUDトークがあり、これを使って映画館で邦画に字幕を表示させることができます。映画館で貸し出しをしているところもありますので、行きたい映画館にお問い合わせください。

字幕は前もってスマートグラスにダウンロードして使います。那須が生まれて初めて映画館で邦画を見たのは『天気の子』でした。その時には「映画泥棒」あたりで認識が始まり、字幕がスタンバイされました。

映画館だけでなく、人との会話で表情を見ながら字幕をみたい場合にはこういったスマートグラスの開発・進歩が待たれます。きっとこれからどんどん出てくるでしょう。

 

  

Speech to Text Webcam Overlay

新型コロナで対面での打ち合わせが難しくなり、Zoomで打ち合わせや会議をすることが増えました。その際に、那須の場合は画面に映った人の読唇術もしますが、それだけでは完全に理解することが出来ませんので、音声認識も併用しています。

落合陽一さんのゼミ生が開発されたSpeech to Text Webcam Overlayが非常に使い勝手がよく、メインで使わせてもらっています。

大勢の人が出席するような公の講演には不向きで、その場合はUDトークを使用しPC要約筆記さんに誤変換を修正対応してもらうのが、本当の情報保障となるでしょう。個人のZoomや多少の誤変換も許容範囲内な場面では、手軽に使うことができます。

一般社団法人4Heartsが開催した「みみここカフェ」では、中途失聴者の方への情報保障としてこちらを使用しました。人数が多い場合は大きなモニタに映し出してみることができます。

動作環境はPCのみ。Google Chromeブラウザ https://www.google.com/intl/ja_jp/chrome/ で下記のURLにアクセスするだけ。

https://1heisuzuki.github.io/speech-to-text-webcam-overlay/

 

 

Chromeブラウザで起動したSpeech to Text Webcam OverlayをZoomで共有したものをレコーディングした動画。

  

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