『ろうを生きる難聴を生きる』那須が出演します!

気持ちを言葉に ~聴覚障害者への心理支援~

 

茅ヶ崎サザンビーチ 『Cの辺り』にて

 

文字のダイジェスト版はこちら
https://www.nhk.or.jp/heart-net/program/rounan/1786/

 

宮下玲さん。
彼が担当じゃなかったら、この取材を受けていませんでした。


那須がやっていること・伝えたい想いは、具体的に目に見えるものじゃなくて、「こころ」というとっても繊細で抽象的なお話。
だからこそ、本質的な部分で共鳴し合える人でないと歪曲して伝わるんじゃないかと不安だったんです。

 

彼に初めて会ったとき、別件の取材に対して情報収集をしたいというスタンスでしたので、それならばとお会いしました。
茅ヶ崎駅のカフェで話し始めたとき、彼はまず自己開示をしてくれました。ご自身の人生において今に至る思いを、丁寧に話してくださったんです。

一見、取材には関係ない話です。
「僕はこういう人間で、こんな思いを抱いて生きてきたよ。」「それで今、この場所に繋がっているよ。」と伝えてくれたことで、「こころとことば」を大切にしている方だなという印象を受けました。
そんな彼が作るのだから、素敵な番組になったらいいなぁと思って出来る限りの情報をお伝えしました。

 

 

茅ヶ崎駅南口 小皿BarSuyaにて クルーさんとも仲良し

 

その後、予想外なことに「取材をしたい」というお申し出をいただきました。
一瞬悩んだのですが、彼が私の中のさまざまな不安に、そっと支え寄り添ってくださいました。


彼となら、私もまだ言葉になっていない部分を、少しずつ言葉にしていけるかも。

自分自身の、新しい発見があるかも。

 

実際、その通りになりました。
15分番組だからといって侮ることはできず、打ち合わせややりとりが頻繁にあります。撮影も何日かに分けて実施。追加撮影もありました。

実際、私の人生をもう一度なぞるような、ひたすらに自分のやろうとしていることや感情の再確認をしていく作業でした。でも、不思議と静かでおだやかな気持ちなのです。
画面の向こうの、狭間の中で生きづらい思いをしている人に届け!と思って話していると、だんだんと自分の言葉に、力が宿るのを実感しました。

 

とても貴重で不思議な経験をさせて頂いたなぁと思います。
そして、彼に出会えてよかった。
ありがとうございました。

 

ぜひ、ご覧ください!

NHK Eテレ 15分番組「ろうを生きる 難聴を生きる」
https://www.nhk.or.jp/heart-net/program/rounan/

本放送 7/3(土) 夜8時45分
再放送 7/9(金) 昼12時45分
(天災等によっては変更有)