障害の垣根を越える第一歩 第2弾。
[第2回ろう者・聴者ごちゃまぜウォーキングフットボール&フットサル]
イベントレポート
2021年5月8日(土)、一般社団法人4Heartsは、茅ケ崎に拠点を置く女子サッカークラブ FC COLORREAL78とのコラボ企画「第2回ろう者・聴者ごちゃまぜウォーキングフットボール&フットサル」を開催しました。
前日までの不安定な天気から一転、気持ちのいい風が吹く穏やかな天気に恵まれ、ShunsukePark FUTSALCOURT YOKOHAMA(横浜市西区、横浜そごう屋上)に、ろう者4名、聴者14名、合わせて18名の参加者にお集まりいただきました。
また“ごちゃまぜ”というタイトルに相応しく、障害のある人、ない人、サッカー経験のある人、ない人、年齢層も小学4年生から60歳以上の人まで、いろいろな方にご参加いただきました。
そして今回も、デフフットサル女子日本代表、岩渕亜依選手、酒井藍莉選手、阿部菜摘選手の3選手にゲストとしてご参加いただきました!
思いやりのウォーキングフットボール
走っちゃダメ、ぶつかっちゃダメ、なによりも思いやりを大切に。
そんなコンセプトのウォーキングフットボールですが、さすがに“走っちゃダメ”というルールに、戸惑いが隠せない様子でしたが、その一方でそんなぎこちなさが笑いを誘い、だんだんと笑顔が増えていきました。
大人に混ざって参加してくれた小学生たちもドリブルでゴールに迫るなど、活躍してくれました。
後半はフットサル。デフフットサル日本代表の方をキャプテンに、3チームでの総当たり。
引き続き、小さなお子様に配慮いただきながらも、笑顔が絶えないフットサルとなりました。
そして最後は今回の目玉企画!
デフフットサル日本代表選手3名との“エキシビジョンマッチ”です!
4対5でのハンディキャップマッチでしたが、代表選手の、あっという間に相手選手を置き去りにしてゴール前に迫る正確なパスとスピード溢れる走りなど、随所にハイレベルなプレーを魅せていただきました。
今回も、フットサルは怖いから見てる、と言っていた小学生が、フットサル、そしてエキシビジョンマッチまで参加してくれて、最後まで一生懸命ボールを追いかけてくれました。
一緒にご参加いただいたお母様からは、いろいろ話せるように手話の練習する!サッカーも練習してくる!と興奮気味に話してくれたと、嬉しいメッセージをいただきました。
もう一人、地元のクラブでサッカーをしている小学生も、普段から手話の勉強をしているということで、手話と指文字で自己紹介をしてくれました。
また、仕事の関係で日常的に自粛を要請されている参加者も、「久しぶりに身体を動かして、気持ちのいい汗をかけてリフレッシュできました。」とのコメントをいただきました。
デフフットサル日本代表の方たちには、プレーはもちろん、空いた時間で個人レッスンや写真撮影で、参加者の皆様と交流していただき、貴重なお時間を提供いただきました。
コロナ禍でのこうしたイベント開催は非常に難しい面はありますが、感染防止対策や体調管理をしっかり行なった上で、障害の有無や年齢、性別、サッカー経験の有無に関係なく、心と身体をリフレッシュできる場を、そして障害の垣根を越えて“いろいろな人がいることが当たり前”の場を、これからも提供してきたいと考えています。
ご参加いただきました皆様、またご協力いただきましたデフフットサル日本代表の皆様、本当にありがとうございました!
また次回、お会いしましょう!
[撮影:加藤雄三、文:加藤雄三]
[第1回ろう者・聴者ごちゃまぜウォーキングサッカー&フットサル]イベントレポートはこちら↗