スローコミュニケーション×サイレント書道レポート

漢字を通して自己紹介を

 

秋晴れの9月17日(土)、まちづくりスポット茅ヶ崎で2回目となるサイレント書道のワークショップを行いました。 

参加者は、以前にサイレントアートを体験されたリピーターの方や手話を学び始めた方など6名が集いました。

「きこえない、きこえにくい」とはどういうことなのか?深く理解したい!というみなさんとの笑顔あふれるサイレント書道の様子をお届けします。

 

  

本当に「音」が全くわからなくなり、やはり実際に体験してみると全く違います!と、感じた気持ちを話してくれたみなさん。

 

DVDを観て頭では理解しても、「へーそうゆうことなのね」で終わってしまう。けれど、「こわい!」と本当に実感としてわかりました。

自分がきこえている状態で、きこえていない2人が無反応だったことに、「本当にコミュニケーションがとれなくなってしまうんだ!」というのが新鮮で!

ちょっとした仕草で探ろうとするんですけど…当然無理で…きこえない方は話している内容がわからない…すごいしんどいなっていうのが…もうなんかごめんなさい!と、すごいそんな感じで…

 

そうした感想を汲み取りながら、「きこえない=無音の世界」ではないことやディナーテーブル症候群、心の低温火傷などについて説明していきました。

 

傷ついているのに、それをどういう風にしたらいいのかも説明ができない。 

 聴覚障害というのは「きこえないこと」が障害ではなく、それに付随していろんなことが起きる。

それが障害になっている。

 

社会もコミュニケーションの選択肢を持つことによって、障害者手帳を持っている人に限らず、「きこえ」の曖昧さをもっている人たちも、もっと社会に出ているまちを作っていきましょう!

そうしたスローコミュニケーションのマインドを受けとって、サイレント書道にうつりました。

 

 

書道の講師は、茅ヶ崎市内で書道教室を開いている由美さんです。

由美さんは40代頃から少しずつきこえなくなっていった中途失聴者です。

 

今回のテーマは『自分のこと』。

性格・好きなこと・やりたいこと・夢など…自分にぴったりな漢字を探して書き表し、自己紹介をしていきます。 

そして、「この人はこんな人かな?」と感じたことを漢字で表し、互いに贈り合いました。

たくさんの素敵な漢字と想いのやりとりに、「告白しているみたい!」と笑い合う場面も。

 

 

そうした中、自分のことを『朧』と表現した由美さん。

 

人の話がはっきりときこえてこないから、はっきりとその人が「こういう人だよ!」としっかり思えないというか…「なんとなく、こうなのかな?」と。

でも、その朧な感じが決して嫌いじゃない。

ぼーっとしているんだけど、ほわ〜と暖かくて好き。自分の人生が。明るい気持ちで生きたいなと。 

 

そんな由美さんの人柄に、『虹』という漢字を贈ってくれた方がいました。

 

話していて明るい人だと思い、これから一緒にいても、きこえないことが暗いことばかりじゃなくて、それをどう一緒に過ごしたらいいのかを、もっと教えてほしいなと。

「きこえない」から「暗い」のではなくて、それでも生きていくという元気強さが虹色に見えて『虹』を。

 

由美さんは、「今日、本当は半紙を虹色に染めたかったんです!」と驚き、

みんなに虹色で楽しんでほしいと思っているところに、『虹』という言葉をもらって…もうそれだけで友だちになれるような、そういう気持ちになりました。

と語ってくれました。

 

 

※写真撮影のためマスクを外しています。

 

今後も、まちづくりスポット茅ヶ崎でスローコミュニケーション×サイレント書道のワークショップを定期的に開催していきます。

ぜひあなたも体験してみてください!

 

 

レポート:レイ(4Heartsサポーター)

 

 

「スローコミュニケーション×サイレント○○」シリーズにご参加希望の方は、HPまたはFacebookページのイベント案内をご確認の上、申し込みフォームよりお申し込みください。